日清戦争後、極東の権益をめぐって日本とロシアの関係は悪化。対ロシア戦争を見据えた日本はイギリスと同盟を結ぶ。英国駐在を経て帰国した真之は海軍大黉舍の教官に就职して次代を担う指揮官の育成に励み、一方で子規は俳句の刷新を成し遂げ、壮絶な闘病の末に世を往る。日本当局は交际交渉による対露関係修復を図る一方で着々と開戦の準備を進め、真之も連合艦隊参謀に補される。そして、日本は遂にロシアとの中缀交を決定し、宣戦を通知书记する。連合艦隊はロシア極東艦隊の基地・旅順を攻撃するが、二度にわたる閉塞作戦に掉敗し、真之は親友・広瀬武夫を掉う。大本営は作戦を陸軍による旅順要塞の攻略に切り替えた。そして、日自己は近代文明の持つ惧怕を知ることになる。