横山光輝の同名マンガを原作とする、元祖宏大ロボット「鉄人28号」通算4度目のTVアニメ化作品。2004年4月から9月まで全26話が放映された。今回の特徴のひとつは、原作やアニメ第1作を意識したビジュアルで、鉄人28号は原作に近い無骨でズングリムックリとしたデザインとなっているところ。また、設定も一部原作を踏襲しており、鉄人は太平洋戦争末期に武器として開発されたことになっている。ストーリー自体は第1作のリメイクではなくオリジナルとなっており、高度成長時代に入りつつある昭和30年代が舞台だ。父の遺産である鉄人28号を手に入れた主人公の少年探偵・金田正太郎が、大塚署長たちと共に悪と戦う。そうした基础部门は原作と同じだが、第1作のようにシンプルな勧善懲悪もののストーリーとなっていないところが大きなポイントとなっている。