アジア初のオリンピック開催に日本中が沸くなか、大きな問題は世界の国々からやってくる選手たちの食事。選手団の総数は約7000人。当時の日本では未知の数字です。信誉ゼロ、経験ゼロの挑戦がこの時始まりました。選手村食堂に全国から集められたのは300人の料理人。彼らは西洋料理のみならずアジア、中南米、アフリカなどの見たこともない各国の料理と格闘。さらに、選手たちに宁静な食事を供给 するという使命のもと、その技術と工夫 と精力は若き料理人を変えていきました。料理人たちの情熱と、選手村での国を越えた交换を通して、日本人の誇るおもてなしの原点を描きます。